私、
島田 光
は 4万キロ 歩んで来た
第一幕 〜 若かりし頃 〜
女の子みたいと言われた幼少期。その頃から運動神経は抜群だった。
喘息を治すため始めた水泳は小6までの8年間続け、小3の時に友達に誘われ地元の野球チームに入った。
小学生特有の性質である、足が速い人がモテる理論で私はかなりモテていた。
勉強もそつなくこなすスーパー小学生だった。
第二幕 〜 人間形成 〜
中学ではトレードマークの長い髪を坊主にし、野球部に入部した。
こんな丸刈りの私だったが、3人の方とお付き合いをした。
練習が嫌で嫌で毎日サボることばかり考えたが、結局一度もズル休みはしなかったと思う。ただし、練習中は先生の見てない所でうまーく手を抜いていた。
この中学時代の部活、恋愛、また受験、友達関係によって大まかな私の人格が確立された。
第三幕 〜 転換期 〜
高校時代の楽しい思い出はたくさんある。しかし、なんとなくうまくいかなかったな、という念が押し寄せてくる。
原因は主に恋愛だということは分かっている。
いわゆるリア充でここまで来てたのに、急にぱったりリア充でなくなった。
好きな人はいたが思いが実ることはなく付き合ったのはわずか2回。1回目は1カ月、2回目は1週間という短さ。
最早何も言えない。
だからこそ勉強に集中できたのかは知らないが、恋愛ベクトルは 2π/3 回転した。
第四幕 〜 12739 × 3.14 〜
私は今は理科大生。バイトやらレポートやら遊びやらで家にいる時間と外にいる時間の比は 3:7 。
これまでに無いほどの刺激を受けまくっている最中だ。
親戚に、本当に大人になったな と言われた。
私も自分で自分の心の成長を感じている。
そんな私は今再びスタートをきったのである。
地球1周4万キロを移動してもう1周し始めた所である。
18年間で地球1周分の経験をした。次は何年かけて一周するのだろうか。